空気の記憶

日々の心象写真です

ものほしそうな笑顔 ものほしそうな泣き顔

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この前ひょっこり出てきたいくつかのCDをiPhoneに入れた。

なので、シャッフルしてるとそれらの曲が流れることがある。

 

今朝、通勤途中にそのうちの1曲が流れてきた。

メスカリンドライブの「笑いっぱなしの島」

若い頃に何度も聴いた曲。

ギターのカッティングが軽快で気分もあがる。

 

しかし、耳に飛び込んできた歌詞にドキッとさせられる。

 

華奢を売り物にして 傷を大げさに痛がる

優しさまき散らして 今日が良ければと嘯く

ものほしそうな笑顔 ものほしそうな泣き顔

 

本質的にこの笑顔と泣き顔っていっしょだったんだと思い、

耳に入ってきた瞬間にドキッとした。

 

そして、こういう「ものほしそうな態度」は苦手だなと思った。 

 

しかし、傷を痛がるのが気にならない人と、気になる人がいる。

優しさをまき散らすのが気にならない人と、気になる人がいる。 

 

それが、心からくるものか、ものほしさからくるものか

何となく本能的に見抜いているのかもしれないが、そうとも言いきれない。

そんなに自分の見極めがすぐれているとは思えないから。

 

だから、結局は好き嫌いなのかなと。 

なので、ものほしそうな人が苦手なのではなく、

おそらく苦手なのはその人自身なのだ・・・。

 

と考えて、またまたドキッとしたのでした。